障がい者雇用とは?わかりやすく解説します
厚生労働省は、障がい者のあるなしに関わらず、誰もがその能力と適性に応じた雇用の場に就き、地域で自立した生活を送ることができるような共生社会の実現を目指しています。
そこで、今回は、障がい者雇用ついてわかりやすく解説いたします。
この記事では、わかることは、こちらです。
この記事でわかること
障害者雇用とは何か
障がい者が働いている人数を知りたい
障がい者に人気の産業は何か
障がい者が職場に求めているものは
企業が障がい者に対して配慮していることは
では順番に見て行きましょう!
障害者雇用とは?わかりやすく解説
障害者雇用とは、企業などが、障がいのある方だけの特別な雇用枠をつくり、障がいのある方を雇用する制度ことです。
法的義務や共生社会の実現のため、障害者雇用を進めていく必要があります。
障害者雇用では、勤務時間や勤務日数、仕事の内容などさまざまな配慮を受けることができます。
障害者雇用の法律は「障害者雇用促進法」を昭和35年に制定しました。
この法律は5年1度、障害者雇用制度などが見直されています。
さまざまなことが改善されますが、ここでは、障害者雇用率制度とはどんな制度か見ていきましょう。
障害者雇用率制度とは
障害者雇用率制度とは、民間企業や国、地方公共団体は、障害者雇用率に相当する人数以上の障害のある方を雇用しなければならないとする制度のことです。
(平たく言えば、健常者と障がい者が一緒に働く割合を法律で決めていく制度。)
現在、その割合(障害者雇用率)は次のように定められています。
- 民間企業:2.3%
- 国・地方自治体:2.6%
- 都道府県等の教育委員会:2.5%
今後この割合は引き上げられることが決まっています。つまり、企業は障がい者を雇用する範囲が広がったといえます。
民間企業で働く法定雇用率 | ||
現在 | 2024年4月 | 2026年7月 |
2.3% | 2.5% | 2.7% |
障がい者を雇用しなければならない従業員数 | ||
43.5人以上 | → | 37.5人以上 |
では次に、どのくらいの障がい者が働いているか見ていきましょう。
障がい者が働いている人数
厚生労働省では、毎年民間企業や公的機関で、働いている数を集計しています。(障害者雇用の状況)
令和5年における、民間企業の雇用数は過去最高を達成しています!
- 雇用障害者数:64万2,178.0人
- 対前年差2万 8,220.0 人増加、対前年比 4.6%増加
- 精神障害者の伸び率が高くなった
障がい者の働いている人の割合が高くなっていることは、とても良いことですね。
では、次はどのんな産業が人気があるのかを見ていきましょう。
どの産業が人気なのか
- 医療・福祉
- 運輸業・郵便業
- 製造業
- サービス業
- 宿泊業,飲食サービス業
障がい者の働く割合は増えていますが、まだ法定雇用率の達成率は半分程度です。
なぜ半分程度しか達成できていないのか。課題は山積みですが、今回は障がい者が企業に求めているもの見て行きましょう。
障がい者が企業に求めているものは
上に記したとおり、障がい者の働く人の割合は多くなっていますが、まだまだたくさんの課題があります。
例えば
- 職場の人間関係の悪化
- 労働条件が合わない
- 年収の低さ
など、上位以外でもたくさんの課題があります。
その中で、障がい者が企業に就職する際に重視するポイントはどこでしょうか。
それは、職種や仕事内容です。
障害者雇用の現状と職場における合理的配慮について PDF参照
障がい者が企業に求めているものは、健常者と変わらないものですね。
では企業は、障がい者にたいして、どのような配慮をしているのでしょうか
企業が障がい者に対しての配慮
障害者雇用の現状と職場における合理的配慮について PDF参照
企業側も仕事への配慮が高い割合を占めています。これは双方同じことがいえますね。
まとめ
この記事では、障がい者雇用についてわかりやすく説明してきました。
これからますます障害者雇用の需要が必要になってきます。健常者と障がい者の双方が働きやすい世の中になるといいですね!
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